水道モニター活動報告
水道モニターについて
越谷・松伏水道企業団では、給水区域内にお住まいのお客さまからいろいろなご意見等をお聞きし、それを水道事業に反映していきたいと考え、平成13年度から水道モニター制度を設けています。
任期は1年で、これまでに200名近い方々に水道モニターを経験していただいています。
水道モニターの主な活動は、会議への参加、アンケート調査への回答、浄・配水場や水源地などの施設見学への参加です。
【平成22年度水道モニター活動】
|
期日 |
内容 |
|
5月14日 |
委嘱状交付式および第1回会議 |
|
6月30日 |
第1回施設見学(浄・配水場) |
|
11月11日 |
水源地(ダム)の施設見学 |
|
平成23年2月9日 |
第2回会議(モニター講座) |
|
5月20日 |
第3回会議 |
第3回会議
平成23年5月20日に平成22年度水道モニター第3回会議を開催しました。
今回の会議は東日本大震災の影響を考慮して延期していたもので、今般の状況を踏まえ、「東日本大震災に関する水道企業団の対応」を議題に取り上げました。
【参考】東日本大震災における企業団の対応等について
※企業団ホームページのトップページからも、震災に関する各種情報をご覧いただけます。
※広報紙「水道だより2011年4月号」2面に、震災関連の情報を掲載しています。
当日は、水道事業における震災の影響や企業団の対応について説明を受けていただいたあと、茨城県稲敷市での応援給水活動について報告を受けていただきました。
今回の震災で水道の大切さを再認識したという方が多く、また、震災関連から水道事業の経営・広報活動まで幅広くご意見をいただきました。
当日、モニターの皆さんから寄せられたご意見・ご質問の一部を紹介します。(抜粋)
・水道水中の放射性物質の測定結果の“不検出”とはどういうことなのか?放射性物質を除去する方法はないのか?
→“不検出”とは検出限界値以下であることを示します。つまり、検出できない微量値以下であるということです。
また、放射性物質の除去については、ある一定程度の除去効果が認められている“活性炭”による浄水処理を、埼玉県営の全ての浄水場で実施しています。
・被災地で応援給水活動を行っていたことを知らなかった。広報などでもっとPRしても良いと思う。また、相互に応援し合えるよう関係を築き上げて欲しい。
・水資源の大切さをもっと広報でアピールするべきだと思う。
・水道事業が料金収入だけで運営されていることを知らなかった。今後、維持補修の時代となるため水道料金が上がる懸念がある。より一層の経営努力をお願いしたい。
・水道は重要なライフラインで、安全・安心な水を安定して送って欲しいというのが一番の願い。安全のために維持管理のコストがかかるのであれば納得できる。
第2回会議(モニター講座)
2月9日に第2回会議として、「水道事業の災害対策」をテーマにモニター講座を開催しました。
阪神・淡路大震災時にいかに水を得ることが難しかったか、浄・配水場の施設や水道管はどれくらい耐震化されているのか、災害発生時の応急給水体制についてなど、災害対策について様々な説明を受けていただきました。
また、家庭でできる水対策も紹介し、モニターの皆さんからは普段家庭でも水を備蓄しておくなど、個人個人で災害対策を意識することが重要であり、お客さまへの情報提供・啓発活動に力を入れてほしいとの声があがりました。
講座後は、飲料水を確保する「耐震型緊急用貯水槽」を見学し、どのように水が確保されているのか理解を深めていただきました。
※企業団の災害対策、ご家庭での水対策については、広報誌「水道だより 2010年7月号」の4・5面特集記事“災害に備える”をご覧ください。
当日、モニターの皆さんから寄せられたご意見・ご質問の一部を紹介します。
○耐震型緊急用貯水槽の水は循環しているのですか?
A.普段は水道水が循環しており、地震や漏水が発生して水圧が変化すると緊急遮断弁が作動してタンク内部に水をためることができます。現在給水区域内に21箇所設置されており、企業団職員で年に3回点検し、震度4以上の地震があったときには、職員が作動確認に向かいます。
○他団体と応援協定を結んでいますか?
A.全国の水道事業体が加盟する(社)日本水道協会を経由して、応援要請ができるようになっています。企業団では、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、新潟県中越沖地震の際に応援活動に参加しています。他にも、全国水道企業団協議会関東地区協議会や、越谷松伏管工事業協同組合、復旧資材を確保するために資材業者との協定を結んでいます。
第1回施設見学
6月30日に施設見学を開催し、埼玉県庄和浄水場と企業団の施設である北部配水場を見学しました。
越谷・松伏水道企業団で給水している水道水は、県の浄水場で浄化した水(県水:約91%)と企業団の浄水場でつくる水(地下水:約9%)を利用しています。今回の見学では、水道水がどのようにつくられ、家庭まで届けられているのかなどの説明をし、理解を深めていただきました。
モニターの皆さんから寄せられた感想の一部を紹介します。(抜粋)
・江戸川の水からゴミや浮遊物を取り除き、薬品を加えて何回かの過程を経て、やっと安心して飲めるような水道水になることを改めて心に刻みました。
・安全な水の供給には大変な努力が払われていること・大変なコストがかかっていることが理解でき、大変参考になりました。
・完成したばかりの北部配水場は、住宅街の中にあり、とてもきれいな施設でした。災害の多い今日ですので、耐震レベル適合施設は重要であると思います。
・パンフレットで企業団としての取り組みの一つとして、人と環境に優しい事業の推進がありましたが、北部配水場の太陽光発電設備を実際に自分の目で見て、より具体的に理解を深めることができました。
平成22年度水道モニター委嘱状交付式および第1回会議
平成22年度水道モニターの委嘱状交付式を5月14日(金)に開催し、1年間モニター活動をしていただく皆さんへ委嘱状を交付しました。
同日、開催された第1回会議では、企業団庁舎内の中央管理室の見学や飲料水の飲み比べなどのほか、活発な質疑応答や意見交換が行われました。
モニターの皆さんから寄せられた主な質問を紹介します。
Q.水道法で、残留塩素が家庭の蛇口で0.1mg/ℓ以上検出されるよう定められているといっていましたが、基準をクリアするために塩素の量を多く入れてしまうことはないのですか。
A.塩素には消毒作用があるので、水道水の安全のために、浄・配水場から末端(ご家庭の蛇口)までその効果が残っているよう水道法で定められています。薬品を多く入れるとその分コストもかかりますので、多く入れれば間違いないという考えはありません。また、塩素の量は、季節や天候によって調節が必要となります。安全面・コスト面を重視するとともに、良質な水の供給という考えのもと、調整を行っています。
Q.「越松深水(ボトル水)」を今回初めて知りましたが、まろやかで良い味だと思います。販売規模を拡大することはできないのですか。
A.「越松深水」は、久伊豆神社近くの越谷浄水場跡地にある「越谷災害用飲料水基地」から汲んだ井戸水を利用して製造しており、現在は企業団窓口のほか、越谷市役所や松伏町役場、越谷市立病院、越谷市斎場などで販売しています。
井戸水は長い期間汲まないでいると水質が悪くなってしまい、災害時に利用することができなくなってしまいます。水質を維持するために定期的に汲み上げて捨てていた井戸水を、ペットボトル水として有効利用することにしました。製造可能な量に限りがあり、利益が期待できるものではないので、引き続き災害備蓄用やPRなどに利用していく予定です。
Q.越谷市は水道料金が高いというイメージがあるのですが、どうなのでしょうか。
A.埼玉県内の水道料金を比較してみると、一般的な家庭用13mm口径の1か月あたりの料金は、埼玉県内の平均が1,123円、企業団では997円となっています。平均的な金額であり、突出して高いというわけではありません。
Q.貯水槽の水質管理はどうなっているのですか。
A.貯水槽のある建物の場合は、水質管理の管理区分が分かれています。貯水槽に入るまでの水質管理は企業団に義務があり、適切に検査・管理をしています。貯水槽から蛇口までの水質管理は、管理者または所有者が行うことになっています。管理者の方がしっかりとした管理をすることはもちろん、利用者の方も日ごろから管理に関心をもっていただければと思います。
【委嘱状交付式および第1回会議の様子】

PDFファイルの表示



