おいしい水の条件
冷やしておいしい水道水!
水道水の安全に関しては、水道法で水質基準と消毒を規定しており、「おいしさ」に関するものとしては「臭気や味に異常がないこと」という項目があります。これは「いやな臭い、いい臭いもないこと」「苦み、甘みもないこと」を意味します。
「おいしく飲める水」ということについては「おいしい水研究会」がまとめた水質の要件として、適度なミネラル分や遊離炭酸を含み、有機物などが少なく、また、いやな臭いがない水であることとされ、水温は10℃から20℃ぐらいがおいしいとされています。
このような水質の要件によるほか、気象条件、感覚の個人差や体調などによって左右されると言われています。
当企業団の水道水の水質は夏季の水温が高い時期を除いて、そのままで「おいしい水」の要件にほぼ適合しています。夏季は水道水を冷やすことでおいしくお飲みいただけます。
項目 |
おいしい水の目安 |
当企業団の水※1 |
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蒸発残留物 | 30から200mg/l | 144mg/l |
カルシウム マグネシウム等(硬度) |
10から100mg/l | 64.4mg/l |
遊離炭酸 | 3から30mg/l | 3.4mg/l |
有機物(過マンガン酸カリウム消費量) | 3mg/l以下 | 0.7mg/l※2 |
臭気強度 | 3以下 | 1未満 |
水温 | 最高20℃以下 |
最高29.8℃(8月) 平均17.8℃ |
残留塩素 | 0.4mg/l以下 | 0.4mg/l |
※1 令和4年度の5カ所の基準給水栓における平均値
※2 有機物等(全有機炭素(TOC)の量)